CONSTRUCTION METHOD
主な工法
1
アンダーピニング工法
沈下修正工事の中でも最も信頼性の高い工法です。支持層まで圧入した鋼管杭を使用して、基礎ごと建物を水平に修復し、再沈下を防止します。地盤の圧密が安定していない場合や、支持地盤が深い場合に適しています。また、施工中も通常の生活を維持できるのが特徴で、水道・電気・ガスなどのライフラインもそのままご使用いただけます。
2
耐圧版工法
地盤の沈下がすでに終息していると判断される場合に用いられる一般的な工法です。鉄板や砕石、コンクリートブロックなどを使った耐圧版を基礎の下に設置し、建物を水平に修復します。こちらも、住みながらの施工が可能で、生活に支障をきたすことはありません。
3
プッシュアップ工法
建物の一部分のみの沈下修正や、沈下量が少ない場合に適した工法です。基礎コンクリートと土台を切り離し、ジャッキを使って建物を持ち上げます。基礎はそのままのため、建物の下に生じた空隙を鋼材やモルタルで補強しますが、地盤改良を伴わないため、再沈下の可能性がある地盤には適していません。
4
薬液注入工法
地盤そのものを強化しながら建物を水平に修復する工法です。鉄管を地盤に挿入し、軟弱地盤の最下層まで薬液を圧入して地盤を固めます。セメントミルクと硬化剤を混合し、地中で固まることで、地盤を強固にし、建物を持ち上げます。この工法は、地盤の崩壊を防ぐため、侵水性を低下させ、粘着質を増す効果があります。

SEISMIC ISOLATION WORK
免震工事
私どもは、既存建物に対する免震装置の設置や、設置済みの免震装置に関するメンテナンスとしての免震ゴムの取替え工事を行っています。意匠性や機能を損なうことなく、地震に対する安全性を高めるための工法を採用しております。
主な工法
※画像はすべてダミーです

免震レトロフィット工法
免震レトロフィット工法は、既存の建物に対して免震装置を設置する方法です。
この工法では、建物全体を持ち上げて柱 や耐力壁を切り離し、その間に免震装置を配置します。一般的な耐震補強は、耐震壁の追加や柱・梁の太さを増すことで、建物の意匠や機能を損ねる可能性がありますが、免震レトロフィット工法では基礎部分のみの改修が行われるため、外観や使用感を保ったまま、耐震性を高めることができます。文化的価値が高く、耐震性に不安を抱える建物に特に信頼性の高い選択肢となっています。

免震装置交換工法
免震装置の免震ゴムを交換する工事も重要なメンテナンスの一環です。
免震装置は、免震ゴムと鋼板を交互に重ねたミルフィーユ構造で構成されています。
地震の際に受ける負荷によって免震ゴムは伸縮を繰り返すため、定期的な取替えが必要です。
当社では、免震装置の設置だけでなく、そのメンテナンスを含む免震ゴムの交換工事も承っています。
これにより、長期的に安心して建物を使用していただける環境を提供いたします。
これらの免震工事を通じて、私たちはお客様の大切な建物を安全に保つお手伝いをし、地震からのリスクを最小限に抑えるための高品質なサービスを提供します。